一般社団法人 岩手県交通安全協会

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災害安全メモ

災害から身を守るために!

 災害とは地震や台風などの自然現象や、事故によって人間が受けるいわゆる「わざわい」を言います。
 自然災害はもちろん都市災害など、予期せぬ災いは何時でも何処でもわれわれが遭遇することがあります。自動車は私たちの身近な物ですが、運転中でも少しの知識があれば災害から身を守ったり、防げたり出来ることがあります。

災害安全メモ1
大雨による災害について知っておこう!

災害の中で最も多いのが雨によるものです

 近年、想定外の大雨が頻繁に発生しています。
 平成25年8月には秋田県・岩手県を中心に記録的な大雨となり、岩手県内でも多くの被害が出ました。

平成27年9月関東・東北豪雨

平成27年9月関東・東北豪雨
出典:関東地方整備局ホームページ

平成25年8月大雨被害(盛岡市内)

平成25年8月大雨被害(盛岡市内)
出典:仙台管区気象台

身を守るために

事前に情報を得て台風や大雨等の対策と準備をしましょう
Point1目や肌で感じる変化に気を付ける

 運転中、上空に【黒い雲】が接近し【冷たい風が吹いてきたら】、大気の状態が不安定になり突然の大雨やひょうが降ってくる可能性が高くなっています。

上空の黒い雲

Point2運転中天候に変化が現れたらラジオのスイッチを入れる

 ラジオは携帯電話やスマートフォンと違い、特別な操作が不要なので運転に集中しながら情報を得ることができます。
 停車中であれば、TV視聴機能のあるカーナビゲーションも活用できます。

Point3「特別警報」が出されたら命を守る行動を

 気象庁では、大雨、地震、津波、高潮などにより重大な災害の起こるおそれがある時に警報を発表しています。
 加えて、警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼びかけます。
 特別警報が発令されたら、直ちに命を守る行動をしてください。

特別警報は、大雨が数十年に一度の大雨となるおそれが大きいとき、噴火が住居地域に影響が及ぶ噴石や火砕流のおそれが大きいとき、津波が内陸間影響が及ぶ大津波の恐れが大きいとき等に発表します。

出典:気象庁ホームページ

運転中にゲリラ豪雨に遭遇したら
Point1スピードを落とし、安全な場所へ避難する

 突発的に起こる局地的な大雨(ゲリラ豪雨)に遭遇したら無理に車で移動せず、できるだけ高台に停車し、雨が去るのを待つか、歩いて安全な場所に避難しましょう。
 高速道路を走行中に遭遇した場合はライトを点灯させ、安全な速度まで落として走行します。最寄りのサービスエリアやパーキングエリアに待避し、雨雲の移動を待ちましょう。
 激しい降雨により道路上がかすんで見える時、又は水滴がワイパーで掻き切れない時の運転は非常に危険です。
 リアフォグランプ装着車では点灯させて後続車に見えるようにしましょう。

Point2冠水しやすい道路を避ける

 避難等のため大雨の中どうしても運転しなければならない時は、アンダーパス※2を避けましょう。水がたまりやすく、想像する以上に水が深い可能性があります。必ず回り道しましょう。

※2 アンダーパス……鉄道や道路の下をくぐり抜ける構造のため、周辺の地面より低くなっている道路

線路をくぐり抜ける道路(アンダーパス)

Point3車が冠水してしまったら、できるだけ早く脱出する

 もしも冠水している道路やアンダーパスに進入し、エンジンがストップして車両が停止してしまったら、慌てず速やかに車外へ脱出し、足下を探るように歩きながら安全な方向へ避難してください。(水圧でマンホールや側溝のふたが外れている可能性があるため)

 水の深さがドアまで達していると、水圧でドアは簡単に開けることが出来ません。その場合、窓からの脱出となりますが、電動式(パワーウインドウ)の窓は、エンジン停止とともに窓の開閉が出来なくなる恐れがあります。緊急脱出用のレスキューハンマーがあれば、窓ガラスを割って脱出できる可能性が高まります。

事前の準備として

  • 周辺の安全な迂回道路
  • 脱出用具の準備と使い方(レスキューハンマー等)

を知っておくことが大事です。

緊急脱出用のレスキューハンマー

市販のレスキューハンマーの一例

災害安全メモ2
大規模な災害について知っておこう!

地震・津波の仕組み

 日本列島は四つのプレートの上にあり、絶えず太平洋プレートが日本列島の下に潜り込んでいます。地震は陸地側のプレートが歪みに耐えられなくなって跳ね上がったときに発生し、跳ね返りの位置によって巨大な津波が発生する恐れがあります。

近年の地震等には、
 *2008年 岩手・宮城内陸地震、岩手県中部地震 
 *2011年 東北地方太平洋沖地震(地震名)による東日本大震災(災害名)
 *2016年 平成28年熊本地震(災害名)
など大きな地震が発生しています。

日本列島付近のプレートの状況 出典:気象庁ホームページより

日本列島付近のプレートの状況
出典:気象庁ホームページより

災害に備える

普段からの準備
Point1ガソリンなど車の燃料を常に半分以上に

 燃料のメーターが半分以下になったら補給することをおすすめします。2台以上所有の方は、1台は常に満タンが理想です。
 東日本大震災後、ガソリンスタンドに長時間並んで燃料補給された方が多くいらっしゃいました。車は移動手段のほか、ラジオ・テレビからの情報収集等、様々な面で役立ちますので、日頃から緊急時に備えておきましょう。

Point2携帯電話などへの充電

 車から携帯電話やスマートフォンに充電が出来ます。
 充電にはシガーソケット専用の器具が必要ですので、事前に購入して車に備えておくと便利です。(シガーソケットは車種によってオプション設定の場合があります)
 これから新車を購入の方は、室内に100Vコンセントがあるものが便利でしょう。

【注意】
駐車して窓を閉めながらエンジンをかけて、テレビ視聴や充電をすると、地形やその他の条件により排気ガスが室内に流入する可能性があります。
【命に関わるので絶対やめてください】

Point3車に常に準備しておきたい物

 携帯用簡易トイレ、膝掛けやバスタオル・ハンドタオル、懐中電灯、雨具、ジャンパー、軍手(手袋)

Point4ドライブの時に準備したい物

 チョコレートやクッキーなどの軽食、お茶や水などの飲料

運転中に地震が発生したら

地震を感じたり、緊急地震速報が鳴った場合
Point1周囲の状況を確認しながら、非常点滅表示灯(注)を点灯させるなどして周りに注意を喚起します。

 あわてて急ブレーキを踏んだり、急に道路に止まらないようにしましょう。
 (注)非常点滅表示灯……ハザードランプとも呼ばれ、ダッシュボード中央付近にある「三角マーク」のボタンのこと。

Point2進行方向の路肩の安全な場所に車を停止させます。(一般道の場合)

 止まった場所が掘り割りの場合、いったん揺れが収まってから土砂崩れなどのない平坦な場所にすみやかに移動させます。
 高速道路上での駐車は非常に危険ですから、低速で安全を確認しながらサービスエリア等に待避してください。

知っておきたい災害豆知識

災害対策法(緊急運行車両のための道路確保)

 災害が発生し車が立ち往生した場合、出来るだけ道路端に止めましょう。身の安全を守るために車を離れる場合は、エンジンキーは差し込んだまま(又はダッシュボード上に分かりやすく置き)避難してください。

 平成26年11月に災害対策基本法の一部改正により、災害時に「運転者への移動命令」「道路管理者自らの移動」が可能になりました。
 平成26年12月の愛媛県と徳島県の県境付近の大雪による立ち往生車両の移動措置が法の改正後初めて行われました。

出典:国土交通省ホームページ

出典:国土交通省ホームページ

地震名と震災名の違い

 地震に対して気象庁では発生した「地震」に対して命名していますが、地震により発生した「災害」に対しては政府が別の名称を付けることがあります。
 例えば、気象庁が命名した「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」による災害は、政府として「阪神・淡路大震災」と呼称したり、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」による災害は、政府として「東日本大震災」と呼称したりするなど、それぞれ地震を指す場合と災害を指す場合とで使い分けられています。

広報機関紙「交通いわて」

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  • 交通安全グッズについて
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